次に調整方法を説明します
僕が行っている調整は第1段階~第4段階の4つの行程に分かれています
調整の第1段階ですることは最近のCS、Vaultでトップ8に残っているデッキのチェックです
なぜ優勝や2位だけではなくトップ8まで見る必要があるのかというと、優勝や2位は当然注目度も高く強いデッキが多いのですが、トップ8付近で入賞していないデッキのなかにも、実はものすごく強い新しいデッキタイプが存在するかもしれないからです
そのデッキの使用者が少なかったり、デッキがまだ初期段階でリストが完成されていなかったり、1本勝負サイドなしマリガンなしのゲームなので、そういうこともよく起こります
そういうデッキのリストをきちんと完成させると環境上位に食い込む可能性があるため、そのデッキタイプの見逃しをふせぐためにも最低でもトップ8まで見ることはとても大切です
今回のGP調整の第1段階の結果、GPでのデッキタイプの分布を僕なりに考えたらこのようになりました
デッキの横の☆は使用者の数の予想です
白青黒(青黒)ハンデス☆☆
白青黒(白青)ロージア☆☆
白青緑ミラダンテ☆☆
成長ミラダンテ☆
青黒緑シャコ☆☆☆☆
ジョーカーズ☆☆☆☆☆
マンハッタンジョ☆
墓地ソース☆☆☆
青黒ジャバランガ☆
黒赤ドルマゲドン☆
ゲイルヴェスパー☆
レッドゾーン☆
デスザーク☆☆☆
霊峰剣☆☆
青赤白(青赤)剣☆☆☆
赤黒剣☆
白単(白青)サザン☆
モルトNEXT☆
うーんデッキタイプが多いですね、、、
ここで思ったことは、今から新しいデッキタイプが作れたとしても環境のトップに食い込むことはかなり厳しいということでした
デッキが多くメタが絞り込みづらい為、新しいデッキタイプを作っても3タイプに有利だとしても3タイプに不利がつきそうだからです、、、
環境で、ある程度戦えるデッキをチェックしたあとは調整の第2段階、とにかくどのデッキがどのデッキにどういう相性なのかを知るためにひたすら対戦を繰り返します
たとえば環境デッキA・B・C・Dがあったとします
まずA対Bを行います
Aの先攻を5回した後Bの先攻を5回、その後またAの先攻を5回、Bの先攻を5回というように先攻後攻での勝率の差なども確かめます。各対戦で最低でも20回程度はプレイします
その調子でA対C、A対D、B対Cとすべてのデッキの対戦をし、どういう勝率だったかを全て記録します
その時に使用している用紙です
その対戦過程で気をつけなければいけないことがあります
それは、そのデッキに慣れるまでの2、3回はの手札をすべて公開しながらプレイすることです
そうしないと各デッキに対して正しいプレイができるようになるまでの時間がかかりすぎるからです
ある程度正しいプレイに近くないと正しい勝率が解りません
プレイヤー1がAのデッキ、プレイヤー2がBのデッキを回す、その後プレイヤー1がBのデッキ、プレイヤー2がAのデッキを回すことが理想ですが実際には膨大に時間がないとそうもいきません
こういった理由でも初めは手札を公開しながらプレイすることで、さまざまな情報やプレイングの共有ができるので時間が短縮でき効率的に調整できるようになります
慣れてきたなら普通の対戦と同じように手札を公開しないでプレイします
効率よく調整をしても、この第2段階の調整はかなりの時間を使います
この調整を疎かにすると後の調整に必ず響くので1番きつい調整ですが頑張りましょう
第2段階の調整でデッキを回しているときに、このデッキにどのカードを入れるとどのデッキに強くなるか、どのカードと入れ替えるか、そのカードに入れ替えたときに元々有利なデッキに対しても勝率が下がらないかなどを考えながらプレイしているので第3段階ではそれを形にしていきます
不利なデッキであってもメタカードをプレイできればチャンスがあると調整で判断した場合は採用の価値ありです
第3段階でようやく第2段階で使っていたテンプレートの構築を調整中に考えた構築に変えていきます
そのデッキの各カードの枚数調整や、入れると相性が良さそうなカード、あまり使わなかったカードを入れ替えるなどです
頭の中のカードプールからカードを探します(^_^)
1回カードを見たら頑張って覚えておきましょう(^_^)(^_^)
しっくりこないときはVaultなどを使い全てのカードを見直します
カードを変更して対戦を繰り返します、、、
そうすると
各デッキの勝率が少し変化します
替えたカードによりどういう勝率になるのかを新たに記録し直します
同じデッキタイプの派生ができます
デッキの選択肢が増えます
第3段階もかなりの時間を使います
かなりの時間を使います(^_^)
1番時間をつかいます(^_^)
(^_^)(^_^)(^_^)
がんばりましょう
第4段階、、、最後ですね
ここまできたときにきちんと調整できていれば調整に使っていたデッキの練度がかなり上がっています
今の自分が作れるそのデッキのMAXパワーあたりまで練度が上がります
そしてそこから選択肢を削ります
練度がMAXパワーあたりまでいくと確実にデッキパワーに差が出てきます
そこで耐えれないデッキは選択肢から消えていきます(´・ω・`)
今まではそのデッキの練度を上げてきたのに、耐えれないデッキは削る作業で消さなければいけません、、、辛いですがそれが調整の最終段階なので仕方ないです(´・ω・`)
実は今までの調整は全て、この最終段階でデッキの可能性、選択肢を1つまで削るための作業なのです
実際に使用することができるデッキは1つですから(^_^)
この作業が終わると僕の調整が終わります
初期の手札公開調整の副産物ですが、最終的な調整の対戦で手札公開、非公開であまり勝率に差がでないようにまでなればかなり自分のデッキ、相手のデッキを理解できているようになっていると思います(^_^)
調整の結果、使用デッキが決まりますが、僕は基本的には皆と同じデッキ構築を使いません
新しいデッキタイプを作り、デッキタイプで差をつけるのがベストですが、なかなかそう上手くいかないときもあります
そういった新しいデッキタイプができない場合でもデッキの構築で差をつけようとします
その理由ですが当然プレイングも大切ですが、まずは強いデッキを使用することが勝利への近道だからです
プレイングが完璧でもデッキ自体が弱いと勝ちにくいですよね、、、
プレイングに自信がなくてもデッキ自体が強いとある程度勝ちます
デッキタイプ、もしくは同じデッキタイプでも構築で差をつけることができたなら勝率は上がるということです
その後にプレイングの精度を上げましょう
当然のことですがプレイングもとても大事です
次の理由がカードゲームの1番面白いところは、自分が使うカードを自分で好きなように組み合わせて対戦ができるところだと思っているからです
将棋や囲碁にはないカードゲーム特有の良いところですね(^_^)
まあ最強デッキが存在してしまうと皆48枚同じデッキになってしまいます
しかしなかなかそんなことにはなりません
もしそうなっても皆が同じなら必ずそのデッキに有利なメタデッキができて環境は変化するようになっています(それでもだめなら殿堂ですが、、、)
こんなことを言っといてなんですが、同じデッキ構築を使わない1番の理由は人と違う事をしたいだけというわがままだったり(^_^)
まあそのためにこのような調整をひたすら繰り返しています(^_^)
僕にとってこれが最低限の調整方法であり僕の基盤となるものだと思っています
ほかにも僕が行っている調整方法は色々ありますが長くなってしまったので調整方法はこの辺で(^_^)
このような調整をした結果、今回のデッキ候補はこうなりました
青黒ハンデス
青黒緑シャコガイル
ジョーカーズ
デスザーク
霊峰剣
青赤白剣
そこから最終的にこの3つにしました
A席 Mmjくん 霊峰剣
B席 僕 ジョーカーズ
C席 ぎゃる男くん デスザーク
本当は3つとものデッキ解説をしたくて文章をかいたのですが、びっくりするくらい長くなりすぎたので没にしました、、、
残りの2つを知りたい人は直接僕に聞いてくださいm(_ _)m
あまり参考にならなかったかもしれませんがこれでこの記事を終わらせていただきます
最後まで読んでいただきありがとうございました
最後の最後、今回のGPで特にお世話になった人を紹介させてください
カード、調整用デッキを貸してくれた
蒼騎
タント
のびさん
でぃ
GPに出るきっかけを作ってくれた
ぎゃる男くん
Mmjくん
ファンクス店長
僕の妻
調整を手伝ってくれた
はーしょくん達
本当にありがとうございました
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
しゃくれ副店長